デーブさん「コメンテーターの明暗が分かれるっていうか、評価の差って、本読んでる人と読んでない人の違い」(写真提供:Photo AC)
「コンプライアンス」や「忖度」といった言葉をよく目にするようになった昨今。そのようななか、「忖度なしに発言するのと同時に、メディアの重要性を伝え、メディア自体の信頼性を高めていかなきゃいけないとも思う」と語るのは外国人コメンテーターとして活躍するデーブ・スペクターさん。今回はそのデーブさんと脳科学者の中野信子さんの対談をお届けします。デーブさんいわく「コメンテーターの明暗が分かれるっていうか、評価の差って、本読んでる人と読んでない人の違い」だそうで――。

メディアチェック

中野 一度聞きたかったんですけど、デーブさんてどれぐらいメディアチェックしてるんですか。

デーブ イギリスの新聞は全部だいたい見てますよ。朝からよく使うからね。で、アメリカの新聞が5紙ぐらいかな。電子版で見てる。あと東スポ、日刊ゲンダイ読んで週刊新潮と週刊文春読む。あとは日本の新聞の電子版、ネットでチェックする。ニュースが早いから。それに電子版だと写真がカラーじゃないですか。やっぱりそっちの方が見やすい。

中野 テレビ欄も見ます?

デーブ いちおうざっとね、どの番組がどのテーマでやるか、出演者誰かとか。『報道特集』とか『真相報道バンキシャ!』とか一度も呼んでくれないから悔しいけど(笑)、何やるかなとか。こないだ『羽鳥慎一モーニングショー』はやっと呼んでくれた(笑)。

中野 あとはテレビか。

デーブ もちろんテレビ見ますよ。決まった番組だけど。自分が出てるレギュラー番組見るのは僕、礼儀だと思ってるから。『ワイド!スクランブル』も自分が出てない日も毎日見てる。他の人と発言が重複してはいけないでしょ。

同じこと言ってもしょうがないし。地上波はだいたい見てますよ。BSの討論番組とかも本当は見た方がいいと思ってるんだけど、そこまではあんまりチェックしてないです。