齋藤先生「間食は『戦略的に』賢く摂ることで、『太りにくい体』を作ることができる」(写真提供:Photo AC)
令和元年の厚生労働省のアンケートに回答した20歳以上の男女のうち、食習慣について「関心はあるが改善するつもりはない」と答えた人の割合は、男女それぞれ約25%だったそう。今回は、炭水化物を食べてOK、激しい運動をしなくてOK、お酒を飲んでもOKな「齋藤式満腹やせメソッド」を医学博士の齋藤真理子先生に紹介してもらいます。その齋藤先生いわく、「間食は『戦略的に』賢く摂ることで、『太りにくい体』を作ることができる」そうで――。

「間食」は、「戦略的に摂る」ことで、血糖値の安定に役立つ

さて、「齋藤式満腹やせメソッド」の「戦略的間食術」について説明していきます。

「間食=太る」と思っている人は多いと思います。……あなたも、ではありませんか?

実はこれ、そうとは言い切れないと、さまざまな研究からわかってきています。

とはいえもちろん、何でも好きなだけ食べてよいというわけではありません。

間食は「戦略的に」賢く摂ることで、「太りにくい体」を作ることができるのです。

食事を摂らない時間が長いと、血糖値がどんどんと下がってしまい、体がエネルギー不足になってしまいます。

その状態で食事をしてしまうと、食後血糖値が急激に上がってしまい、インスリンが脂肪を溜め込むということになってしまいます。

そうならないためにも、あえて戦略的に間食を食べて、ちょっと血糖値を上げておくことが必要です。

「戦略的間食術」のポイントは、「いつ」「何を」「どれくらい」食べたらよいのかということです。

では、それぞれ見ていきましょう。