春分(3/20~4/3頃)<『二十四節気の暦使い暮らし - かんぽう歳時記』より>
「二十四節気」とは中国で誕生した旧暦(太陰太陽暦)で、1年を約15日ごとに24等分した季節の名称のこと。この連載ではその二十四節気に沿った過ごし方や備え方、旬の食材を、漢方コンサルタントの櫻井大典さんが紹介します。「二十四節気は不調を防ぎ、日々をより豊かに過ごすための“知恵”の結晶」と語る櫻井さん。今回紹介する季節は「春分(3/20~4/3頃)」です。

春分(しゅんぶん) 3/20~4/3頃

春分は、太陽が真東から昇り、真西に沈む、昼と夜の長さがほぼ等しくなる、陰陽調和の日。春の彼岸(春分とその前後3日間、計7日間)の中日にあたります。

南から北へと桜前線が進み、お花見シーズン真っただ中。

春分以降、昼がどんどん長くなるため、中医学的には、この日を「陰」から「陽」へと転ずる日と考えます。

よって、養生では、この「陰」と「陽」をバランス良く補うことが大切になります。