(写真:『妻より長生きしてしまいまして。金はないが暇はある、老人ひとり愉快に暮らす』より)
多くの夫婦は、最後にはどちらか片方が先立ち、どちらか片方が残されることに。そして夫を亡くした妻の余命にはさほど変化が無いとされる一方、妻を亡くした夫の余命は、平均に比べて約3割も短くなると言われます。そんななか、奥さんに先立たれたのちに作成した動画「ようやく妻が死んでくれた」が853万回再生を超え、大きな反響を生んだのがぺこりーのさんです。今回そのぺこりーのさんの著書『妻より長生きしてしまいまして。金はないが暇はある、老人ひとり愉快に暮らす』より一部を紹介します。

食べて寝る、結局人間はこのふたつで生きている

食べて寝ればそれで幸せ。

単純すぎるかもしれないが、あながちはずれてはいないだろう。

人は、食べることと寝ることが満たされていないと、幸福感はおぼえないと思う。

いろんな理由でダイエットしたり食事を制限したりしている人たちがいるが、そのストレスは相当なものだろう。

一日一食の生活を続ける芸能人の話もよく聞く。

撮影は早朝から深夜に及ぶことも多いだろうから、睡眠時間も不規則だ。そういうストレスを長年抱えて生活するのは、並大抵ではない。世界中で芸能人の自殺が多いのは、そのストレスのせいではないかと私は思っている。