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「『日々、ためす、楽しむ』。これこそが、若々しさの秘訣です」そう語るのは、著者累計1000万部を超えるベストセラー作家であり、長年高齢者医療の現場に携わる精神科医・和田秀樹先生。そんな和田先生の著書『60歳からはわたしらしく若返る: 一生、元気に美しく年を重ねられる365のヒント』から一部引用・再編集し、「脳・心・体に自信を持ち続けるために取り入れたいこと」を、当連載にてご提案します。今回のテーマは「時には積極的に遠回りをしてみる」です。

時には積極的に遠回りをしてみる

人間は効率を求めがちです。

仕事においても勉強においても、効率よくこなしていくことは大切なことです。

でも、遠回りは案外悪いことではありません。

たとえば、学生のころにお金を稼ぐためにしたバイトの経験が、60歳の今、パートに出かけるきっかけになった。

本当は作家になりたかったけれど、進学を諦めて実家の居酒屋を継いだら、お店で出会った人たちのことをネタに小説を書くことができた。

なんてこともあるかもしれません。

意味がないと思えばそれまでですが、すべての経験は何かにつながっているかもしれないのです。

もちろん、無駄にするか、意味のあるものにするかは自分次第です。