貧困家庭に生まれ、いじめや不登校を経験しながらも奨学金で高校、大学に進学、上京して書くという仕事についたヒオカさん。「無いものにされる痛みに想像力を」をモットーにライターとして活動をしている。第73回は「有事の時顕在化する貧富の差」です。
個人でできる対策
8月8日に宮崎県で震度6弱の地震が発生した。気象庁は巨大地震が発生する可能性が高くなっているとして、「南海トラフ地震臨時情報」を出した。
以前から警戒されている南海トラフ。実際に起きれば日本列島に甚大な被害が起きることが想定されている。「南海トラフ地震臨時情報」が出されたことにより、一部地域では水や米などの買占めが起きたり、お盆の帰省を取りやめる人も続出するなど、緊張感が高まっている。
SNS上では、個人でできる対策として、防災グッズや備蓄の見直しが呼びかけられている。「東京備蓄ナビ」というサイトでは、住んでいる人の人数や年代、性別などを入力すると、必要な備蓄の目安 7日分のリストが食品等、衛生用品、生活用品というカテゴリーごとに表示される。
内容は水:21L、レトルトご飯:21食などの食品、携帯トイレ・簡易トイレ:35回分、カセットコンロ:1台、カセットボンベ:ガスコンロ1台につき1日4/3本、手回し充電式などのラジオなどなど、実に様々なものが必要になる。