俳優の吉高由里子が主演を務める大河ドラマ『光る君へ』(NHK総合/毎週日曜夜8時ほか)のファンミーティングが12月2日、都内のNHKホールで開催された。会場には約2900人のファンが集結。応募数はおよそ2万8000件、当選倍率は約18倍。今年3月に開催されたファンミーティングは約8倍だったことから、より狭き門に。残り2話とあって最終回への注目度の高さをうかがわせた。(取材・撮影・文 田中景子)
主要キャスト7人が登壇
ファンミーティングには主人公のまひろ/藤式部役の吉高をはじめ、藤原道長役の柄本佑、藤原公任役の町田啓太、一条天皇役の塩野瑛久、藤原彰子役の見上愛、ききょう/清少納言役のファーストサマーウイカ、藤原斉信役のお笑いコンビ「はんにゃ.」金田哲が登壇。来場したファンは役名が書かれたうちわなどの応援アイテムを持参し、主要キャスト7人に大きな声援を送った。
キャスト最後に呼び込まれた吉高は、来場者の「まひろ~!」の掛け声を合図に満面の笑みを浮かべてステージに現れた。大きな拍手と大歓声に出迎えられ、「芸能人みたいだね~(笑)。もう恥ずかしい」と赤面した。
会場では名場面をベスト10のランキング形式にして振り返り。道長が出家し、柄本が作品のために伸ばし続けた髪を実際に剃るシーンが7位にランクイン。柄本は「昨年撮影がはじまって3ヶ月くらいして、ちょんまげを自分でやっていたので出家するなら実際に剃りたいと言った。いろんな人のスケジュールもあるので実現するのかわからなかったけど、そんな中で本当に実現できてよかった」と語った。
「(自ら剃髪を提案しなければ)特殊メイクになっていたかもしれない」とも。地毛のため撮影は一発OKでなくてはならず、緊張感漂う現場に。いざ撮影がはじまると「不思議な体験でした。剃っているときはそんなに実感なかったけど、切った髪の毛が手の上に落ちて『あ、切れているんだ』と思って、すんごい不思議な感じで」と感慨深そうに回想した。