「70代を楽しく元気に生きられるかどうかは今にかかっていると思うので、日頃からできるだけ隙間時間を使って運動するよう心がけています」（撮影：宮崎貢司）
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デビューして48年、変わらずパワフルなステージをこなしている川中美幸さん。更年期に心身の不調に悩まされたことを機に、疲れやストレスをためない生活を実践している。2年前、思わぬ転倒による骨折を経験、より健康意識が高まって――（構成：上田恵子 撮影：宮崎貢司）

＜前編よりつづく＞

70代を楽しく元気に生きるために

私も69歳になり、体の衰えを自覚することが増えてきました。ペットボトルのフタが開けづらかったり、足を上げたつもりで上がっておらず、少しの段差でつまずいたり。お正月は昨年11～12月の忙しさの反動が出て、疲労困憊で動けませんでした。

でも、70代を楽しく元気に生きられるかどうかは今にかかっていると思うので、日頃からできるだけ隙間時間を使って運動するよう心がけています。

現在わが家にある運動器具は、乗ると振動で全身がブルブル震えるマシン、乗馬のようにまたがって体幹を鍛えるロデオボーイ、あとはルームランナーですね。家事の合間にテレビを観ながら、せっせとやっています。

またわが家には犬がいるため、毎日30分から2時間かけて近所を散歩させています。夫もよく犬を連れ出してくれますが、彼は散歩の時間が短くて、犬が用を足したらすぐに帰ってきてしまうんですよ（笑）。自身の健康のためにも、もう少し長く歩いてほしいところです。