(写真提供:Photo AC)
手足のしびれ、冷えや痛み、気分の落ち込み……更年期に入った女性は、心身の不調を感じることが多くなります。総合内科専門医の梶尚志先生は、「更年期の症状は、単に年齢によるホルモンの変化だけでなく、個々の体質や生活習慣によって大きく異なります」と語ります。そこで今回は、梶先生の著書『更年期の不調の原因は栄養不足が9割』から抜粋し、ホルモン治療に依存しない更年期対策をご紹介します。

3食きちんと、必ず食べる

更年期の不調を軽くするうえで、まず土台になるのが「食べること」。

それも、1日3回、バランスよく食事をとることがとても大切です。

とくに注意したいのが、朝食です。

「時間がない」「食欲がない」「活動には影響しない」など、さまざまな理由で朝食を抜いたり、軽く済ませてしまう方も少なくありません。けれども朝食は、その日の体と心の調子を左右する、大事なエネルギー源です。