完璧を目指す必要はない

忙しい朝にあれこれ準備するのは大変ですから、“手をかけずに食べられるタンパク質”をいくつか常備しておくと便利です。

たとえば、ゆで卵。前の晩にまとめてゆでておけば、朝は冷蔵庫から出すだけですぐ食べられます。

豆腐のミニパックや納豆も、買い置きしておけば手間なく食べられる一品として重宝します。

ハムやウインナーなどの加工食品は、塩分や添加物の面から積極的にはすすめませんが、「どうしても時間がない日」のサポート役として、上手に使うのもひとつの手です。

できるだけ添加物の少ない商品を選んで、野菜と一緒にサンドイッチにするなど、栄養バランスをとる工夫をしてみてください。

毎日のことですから、完璧を目指す必要はありません。

「朝と昼に、タンパク質を2品とる」というシンプルな習慣を、できることから少しずつ取り入れてみましょう。

※本稿は、『更年期の不調の原因は栄養不足が9割』(あさ出版)の一部を再編集したものです。

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