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ライター・しろぼしマーサさんは、企業向けの業界新聞社で記者として38年間勤務しながら家族の看護・介護を務めてきました。その辛い時期、心の支えになったのが大相撲観戦だったと言います。家族を見送った今、70代一人暮らしの日々を綴ります。

「スモ友」からの電話

大相撲の人気が上昇しているのは、3歳の頃から大相撲をテレビ観戦してきた私には嬉しいことである。そして、70代には大相撲だけが心の支えの孤独な老人になると予想していたが、大相撲を通じて人との繋がりができるとは思ってもみなかった。

それは昨年4月のことだった。

「駅前のMレストランに、今、来られない?立ち合いで旦那に猫だましをされたみたいな感じ。相談にのってよ」と、スモ友(大相撲ファンの友人を、私はこう呼んでいる)から、意味不明な電話があった。

「婦人公論.jp」の『相撲こそ我が人生 スー女の観戦記』がきっかけで知り合った人だ。私は、Mレストランに行くため、タクシー会社に電話をした。