脳の機能を長く維持する近道は、体が喜ぶ生活習慣を心がけること。今日から取り入れられる、簡単で効果的な方法を伝授します(構成:村瀬素子)
【習慣3】有酸素運動を毎日できる範囲で
運動は全身の健康維持に不可欠ですが、とくにウォーキングや水泳などの有酸素運動は、海馬の体積を増やして記憶力の向上につながるという研究結果が出ています。
運動習慣は脳に最もよいと言っても過言ではありませんが、普段体を動かさない人が急に取り組むと、心肺や関節に負担をかけて逆効果になる場合も。無理のない範囲で、毎日少しずつ行ってください。
科学的に見て効果が大きい方法は、30分から1時間ほど、中強度の有酸素運動を週2、3回行うこと。
中強度の運動とは息が弾む程度の早歩きなどですが、運動習慣のない人やシニア世代は、最初は2000~3000歩ほどの散歩でかまいません。途中で100mだけ早歩きをしたり、できるだけ階段を使ったりするだけでも効果はあります。
加えて、軽い筋トレを。椅子に座って膝を左右交互に曲げ伸ばしする体操や、片脚立ち(次のページ)などで、歩行にも影響する下半身を鍛えるとよいでしょう。
また、人と会話しながら歩く、テレビを見ながら片脚立ちするなどの「ながら運動」は、楽しく続けられるうえに、脳への刺激がアップします。