「家運隆昌」と聞いて、どのような印象を受けますか? スピリチュアリストでオペラ歌手の江原啓之さんは、この言葉について、「偶然の幸運に恵まれることではなく、あらゆる出来事を通してたましいが学び、家という器が少しずつ整えられていく、その歩みそのもの」だと語ります。そこで今回は、江原さんの著書『家運隆昌-幸運を招き入れる暮らし方』から抜粋し、幸せの方向へ歩き出すためのヒントをご紹介します。
子どもがなかなか結婚しないという悩み
私は講演会などで、こんな質問を受けることがあります。「子どもがなかなか結婚しません。良縁に恵まれるにはどうしたらいいでしょうか」
しかし、そもそも“良縁”とは何でしょうか。
相手の職業や収入、家庭環境など、親が「こうであってほしい」と思う条件は、あくまで親自身の価値観であり、子どもにとって幸せかどうかはまた別の問題です。蓋を開けてみれば、娘さんは父親に似たタイプを、息子さんは母親に似たタイプを選んで結婚する――そんな例は本当に多いもの。そこに当人同士の努力が伴ってこそ、幸せかどうかが決まるのであって、条件だけでは測れません。
ただ、一つだけ確かに言えることがあります。夫婦がきちんと関係を築き、穏やかに暮らしている家庭で育った子どもは、「自分もいつかこんな家庭を持ちたい」と自然に思うということです。