家族のことはすべて自分に返る

夫が妻の孤独や不安に気づかず、フォローしきれずにいると、妻の視野はどうしても子どもへ過剰に向かいがちになります。

反対に、夫が精神的な支えとなり、夫婦がきちんと結びついている家庭なら、母親が子どもに依存したり、必要以上に執着したりする必要は生まれません。

家族のあいだで起きることは、最終的にはすべて自分に返ってきます。

「私に余裕がないのは、家事を手伝わないあなたのせいよ」と夫を責めたくなることもあるでしょうが、厳しいようでも、どんな相手と家庭を築くかを選んだのは自分自身です。そこに気づいたときが、むしろ大きな転機になります。

「結局、自分にも見直すべき点があった」と素直に認めたその瞬間から、言霊も、人間関係も、家運の流れも少しずつ変わり始めます。

夫婦の会話も、今日から変えられます。

「言わなくてもわかるだろう」ではなく、「ありがとう」「ごめんなさい」をきちんと伝える。どれほど長い年月を共にしていても、礼節ある言葉は夫婦の心を温め直す力を持っています。

夫婦関係が整えば、母親の不安や孤独も自然に和らぎ、その分、子どもに向ける言霊の質も穏やかで澄んだものへと変わっていきます。家庭の空気が整えば、家全体の流れも良くなり、家運隆昌へと自然に向かっていくでしょう。

 

※本稿は、『家運隆昌-幸運を招き入れる暮らし方』(中央公論新社)の一部を再編集したものです。

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