(写真提供:Photo AC)
「家運隆昌」と聞いて、どのような印象を受けますか? スピリチュアリストでオペラ歌手の江原啓之さんは、この言葉について、「偶然の幸運に恵まれることではなく、あらゆる出来事を通してたましいが学び、家という器が少しずつ整えられていく、その歩みそのもの」だと語ります。そこで今回は、江原さんの著書『家運隆昌-幸運を招き入れる暮らし方』から抜粋し、幸せの方向へ歩き出すためのヒントをご紹介します。

家族の基本はセパレート

家族同士の関わり方の基本は、「腹六分」です。

これは、冷たく距離を置くという意味ではなく、家族だからといって何もかもを共有し、心のすべてを重ね合わせる必要はないということです。互いを一人の人間として尊重し、過度に踏み込まない距離感が、むしろ健全な関係を育てます。

スピリチュアルな視点では、家族は血縁でつながっていても、たましいはそれぞれ独立した存在です。家族とは、人生という“学校”に、たまたま同じ時期に集い、それぞれが学びを進めている仲間のようなもの。その意味でも、適度な距離感を保つ「腹六分」の付き合い方は自然なことなのです。

海外では、この「セパレート」の感覚がより顕著に表れます。

クリスマスやイースターなどの節目だけ家に戻り、普段は各々が自立して暮らす。事件などで成人した子が加害者となった場合でも、親が「彼(彼女)はこういう性質で……」と冷静に語る姿勢は、日本での“親子一体”の感覚とは対照的です。