(写真提供:Photo AC)
新NISAの開始などを背景に投資人口は増加傾向にあるそうです。そんな中、三菱UFJアセットマネジメントが運用する投資信託「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」通称「オルカン」の生みの親として活躍されている代田秀雄さんは「投資を賢く<仕組み化>することで自分の人生の主導権を取り戻す『オルカン思考』がこれからの時代を生き抜く武器になる」と語ります。そこで今回は、そんな代田さんの著書『オルカン思考: 世界経済を味方につける「長期投資」の教科書』より一部を抜粋し、代田さんの投資についての考え方をご紹介します。

世界分散という最強の防御

投資対象を選ぶ際に重要なキーワードとなるのが「世界分散」です。投資とは、AIの進化、地政学リスク、資源問題、サプライチェーンの再編など、常に想定外の出来事と向き合う営みです。

こうした不確実性に対して最もシンプルで実効的な防御手段が、地域や国、企業に偏らない「分散」です。

かつては特定の国や地域、テーマに投資を集中させる戦略が有効だった時代もありましたが、現代ではどの地域も、どのテーマも永遠に安泰とはいえません。

むしろ、未来の不確実性が高まる中では、世界中に分散投資し、特定の国や地域に依存しない構造を持つことが、より堅実なリスク管理の方法となります