断捨離はすべて日常にある。靴を揃えて脱ぐ――そんな一つひとつの「始末」が日常をつくります。(写真提供:大和書房)
実家の断捨離について、考えたことはありますか?「どこから手をつければいいのか…」「そもそも親にどう切り出したらいいか分からない…」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。そんな中、「実家の断捨離とはすなわち親子関係。スムーズにいくわけがない」と語るのは、断捨離の第一人者であるやましたひでこさんです。今回はやましたさんの著書『モノが減ると不安も減る 実家の断捨離』から一部を抜粋して、「実家の断捨離の対処法と心がまえ」をご紹介します。

死ぬための準備でなく快適に生きるための「実家の断捨離」

理想をいえば親が生きているうち、元気なうちに溜めこんだモノにけじめをつけることは非常によいことです。

「実家の断捨離」は死ぬための準備ではなく、快適に生きるためのもの。

人はいつ亡くなるかわかりません。モノを減らして人生のサイズダウンをする、そんな「実家の断捨離」に早めに取りかかることで、親がより自由で快適に過ごせる確率は上がります。

まず自身の家の断捨離に取り組み、そして実家へ目を向ける――この「順序」は忘れずに、ぜひ取り組んでみてください。これによって親子の交流も進むはずです。

さて、「実家の断捨離」について親の態度には2つのタイプがあります。

1.自分の始末(実家の断捨離)は自分でしようという意識の親
2.自分の始末(実家の断捨離)は子どもがするものだという意識の親

あなたの親はどちらに当てはまるでしょうか。

1のように「始末」の意識はあるものの体力・気力的にできない親の場合、子どもはサポートしやすくなります。ところが2のように「始末」は子どもまかせの親は、自分で片づけようとせず、かといってモノを捨てることには抵抗するなどして大変です。

この意識の差は大きいため、自分の親がどちらのタイプかをまず見極めてください。スタート地点が違えば、すべきことも変わってきます。