まず、ここから断捨離する――チェックポイントは「危険度」

モノの散らかりと溜めこみ。空間は狭くなり、汚くなり、さらに危険にもなっている。

そんな実家を見かねた子世代が、再三の打診をし、ついに始まった「実家の断捨離」。具体的にどこから始めればいいのでしょうか。

やましたひでこ
やましたひでこさん(写真提供:大和書房)

まず、なんのために断捨離をするかに立ち返りましょう。親が健康で快適な生活をするためですよね。そのためには、

・家具の転倒やモノの落下の危険がないこと

・床につまずきやすいモノがないこと

・健康を害する要因となる、ホコリ・汚れ・カビ・ダニがないこと

など、心身の健康や安全を脅かすモノをチェックしてください。これが第一段階です。該当するモノがあればただちに撤去しましょう。これは待ったなしの、いわゆる緊急外科手術です。

これとセットでしていただきたいのが、汚れの断捨離です。これも健康や安全の観点で、じつは緊急を要していることが少なくありません。モノや家具を移動させると、長年の積もり積もったホコリやカビが顔を出します。これをただちに取り除きましょう。

汚れの断捨離 = 掃除「掃く・拭く・磨く」

今はほうきで掃くことはなくなり、掃除機で「吸う」が主流になりました。まず、上部からホコリをはたきで落とし、床に掃除機を走らせます。

「吸う」の後は、「拭く」。拭き掃除は、雑巾や布巾、温泉タオルで行うのでもかまいませんが、これらは洗って干すという後始末が発生します。人は、手間がかかるほど面倒くささを感じるもの。今はウェットタイプのペーパータオルもありますから、これらを活用し、軽やかに拭いていきましょう。

そして「磨く」。水拭きの後には乾拭きをします。これはタオルでするのがオススメ。特に、鏡やガラス扉や窓、水栓金具を乾拭きすると、水拭きの跡は消え、手垢や水垢は一掃され、ピカピカになります。この輝きが心もパッと明るくします。

親の表情を見てみてください。きっと晴れやかなお顔になっているのではないでしょうか。このピカピカの効用は疎かにできません。ぜひお試しくださいね。