大切なペットとの別れとその後に訪れる「ペットロス」の苦しみは、経験したことがある人なら「これほど辛いものか」と痛感するものではないでしょうか。ペットの気持ちを読み取り、交流することができる「アニマルコミュニケーター」でもある獣医師・たま愛子先生も、ペットロスを経験された一人。「あなたとあの子の関係は、死によって消えてしまうほど、浅くて軽いものではありません」と語ります。そこで今回はたま愛子先生の著書『あなたに愛されて幸せでした 後悔が愛に変わる天国の犬猫からの伝言』より一部を抜粋し、ペットロスとの向き合い方をお届けします。
あの子に手紙を書く
あの子が亡くなったあとは、「こうすれば良かった」「ああしなければ良かった」と、罪悪感や後悔などが頭の中をぐるぐると回り続けます。
一見すると深く考えているように見えますが、実際には思考が停止し、まるで壊れた音楽プレーヤーのように同じ内容を再生し続けている状態です。これが長く続くと慢性的なストレスとなり、ただただエネルギーを消耗します。
そこでおすすめしたいのが、「あの子に手紙を書く」方法です。
手紙を書くのは、いろいろなところで推奨されていますが、私がその本当の効用に気づいたのは、アニマルコミュニケーションのセッションを通してでした。
セッションでは、飼い主さんに「ペットに伝えてほしい内容」を伺います。すると、簡潔にまとめようとして、かえって言葉が出なくなることがあります。
そこで、私はあえて無制限にして「あの子に手紙で話しかけるように、思いつく限り詳しく書いてみてください」 とお伝えするようにしたのです。すると、最初は言葉が出てこなかった方でも、あふれる思いをどんどん綴れるようになりました。
手紙にすると、自然とあの子に語りかけるような形になるので、心の奥にフタをしていた感情が外に出やすくなるのです。