(写真提供:Photo AC)
名脇役女優としてテレビや映画、舞台で活躍された一方、エッセイストとしても知られた沢村貞子さん。そんな沢村さんが1966~1983年の間、新聞の人生相談に寄せられるさまざまな悩みに回答した83篇をまとめた書籍が刊行されました。そこで今回は書籍『わたしの人生案内』より一部を抜粋し、人間関係や夫との不和に悩む昭和の女性たちに送った言葉をご紹介します。

子の産めぬ嫁を離婚させたいです

相談

昨年すすめる人があって、32歳の息子を29歳の娘さんと結婚させました。家は社宅で3DKなので、若夫婦と私と妹の4人で住んでいます。

一人息子の結婚で安心し、あとは孫の顔を見るだけと思っていました。

ところが、ことしになって嫁が、申し訳ないことがあり悩んでいるというので聞くと、24歳の時、子宮筋腫で手術をうけた折に先生が5年たったら結婚してもよいというので結婚したが、今年になってメンス(月経)の時の痛みがひどく、寝ていないと我慢できない、その間、食事の支度をお母さんにしてほしい、というのです。