(写真はイメージ。写真提供:Photo AC)
何でもそろっている現代で、私たちはつい「もっと便利に」「もっと快適に」と、さらに多くを求めてしまいがちです。しかし、ないものを数えるのではなく「すでにあるもの」に目を向けてみると、私たちの暮らしは思っている以上に、多くのもので満たされているのかもしれません。今回は、子ども4人、孫16人のビッグマザーである牧師・ミツコさんの著書『74歳、ないのはお金だけ。あとは全部そろってる』から一部を抜粋し、その清貧かつ豊かな生活をご紹介します。

3軒の共働き家庭に通うシルバー人材センターの仕事

シルバー人材センターで伺う3軒は、偶然にも皆、小さいお子さんのいる共働き家庭です。

火曜日と木曜日の家庭は、どちらも掃除です。金曜日の家庭は夕方から行って、仕事で遅くなるママの代わりに、夕ご飯を作っています。学童から帰ってきたお子さんと、その日は早帰りのパパと一緒に、夕食をいただいてきます。

3人でいつも楽しく盛り上がる食卓です。

どのお宅でも、雇われた人という感じではなく、対等に付き合っていただいているので、ありがたいです。「サポートしてくださり、ありがとうございます」と、言ってもらえます。なかには、他人を家に入れることに、最初はご主人が反対していた家がありました。でも、始める前に面接したら、「あなたなら大丈夫ですね」と言ってもらえました。

私も娘4人を育てながら教会の仕事もしていましたので、同じような状況のご家庭のサポートができるのは、うれしいです。仕事を依頼されているママたちも、娘たちと同世代。実家のお母さんに手伝いに来てもらう感覚で、頼んでくださっているようです。私もそのような気持ちで、お手伝いさせていただいています。

それぞれの家庭に3~4年通っているので、お子さんたちとも仲良くなり、孫のようにかわいいです。ときどき、お子さんからお手紙をもらうこともあり、それは私の宝物として、部屋に飾って眺めています。