老朽化が進んだ家を修繕・改修すべきか、いっそ住み替えるべきか――。お金がかかる人生の一大イベントを円滑に進めるコツを、専門家がアドバイスします(構成:山田真理)
<住み替えの悩み>
Q. 老後の生活資金に不安があります。
どのくらいお金を残すべきでしょうか
A. まずは持ち家を査定し、総資産の洗い出しを
住み替えのお金問題に関して、いま最も心配されるのが物価の高騰です。施設など建物の賃料や管理費、人件費のほか、食事が提供される場合は材料費なども値上がりしているため、当初のプランより出費がかさんでしまう可能性があります。
住み替え後に後悔しないためには、不動産を含めた総資産や年金などの収入を洗い出し、必ずその範囲内で無理なく暮らせる住み替え先を選ぶこと。
持ち家を売って資金に充てるなら、物件がいくらで売れるのかを知るために、不動産会社へ査定に出すことから始めましょう。その場合、複数の会社に依頼するのがベスト。査定額=実際に売れる価格ではないので、提示された金額から1~2割ほど低い金額で想定しておくと安心です。
家の売却には、税金や手数料もそれなりにかかります。先祖から受け継いだ土地のように購入価格が不明だったり、買った時より高く売れた物件は、売却益にかかる税金が高くなる場合もあるので注意してください。