高田みづえさん、あどけなさが残るアーティスト写真(写真提供:テイチクエンタテインメント 以下すべて)
41年ぶりに、歌手・高田みづえさんの存在が大きな注目を集めている。最愛の夫、元大関・若嶋津の日高六郎さんを見送った今年、11年ぶりにテレビで歌声を披露。往年のファンを驚かせただけでなく、若い世代からも「歌がうまい」と再評価され、代表曲がチャートを席巻するなど、かつての歌姫がいま再び“時の人”となっている。
(文:濱口英樹)

榊原郁恵と思い出話を

まさに“時の人”と言っていい。8月25日にNHK『うたコン』の「高田みづえ 一夜限りの復活SP」に出演し、11年ぶりにテレビ番組で歌唱した高田みづえのことだ。

今年3月に最愛の夫(元大関・若嶋津の日高六郎)を見送った高田は四十九日を過ぎてから「ちょっとだけ一歩踏み出してみたい」との想いで、NHKからのオファーを受諾。歌手時代に歌番組で共演していた岩崎宏美、榊原郁恵と思い出話に花を咲かせる一方、代表曲の「硝子坂」と「私はピアノ」を披露した。

若嶋津関との結婚で芸能界を引退してから41年。相撲部屋のおかみとして場所後の打ち上げなどで歌う機会はあったものの、ステージでマイクを握るのは2015年にやはりNHKで放送された『思い出のメロディー』以来のことだった。11年前もブランクを感じさせない歌声が評判となったが、今回はさらに磨きがかかりネットは騒然。X(旧Twitter)では「#高田みづえさん」「#うたコン」「#みづえちゃん」など関連ワードがトレンド上位入りし、Google検索数も前日比14倍以上に跳ね上がった。

その関心が彼女の歌を聴いてみたいという行動にも繋がったのだろう。ビルボードジャパンのダウンロードソング部門の週間チャート(9月2日公開)では「私はピアノ」が31位、「硝子坂」が76位にランクイン。CDも代表作16曲を収めた『ゴールデン☆ベスト』(2011年)が発売から15年を経て初めてオリコン週間アルバムランキング(2026/9/7付)で168位にランクインするなど、各種チャートで活発な動きを見せている。