厚生労働省の「令和5年(2023)患者調査の概況」によると、在宅医療を受けた推計外来患者数は、平成8年以降増加傾向となっているそうです。医師として、僧侶として、3000人以上を看取ってきた小笠原文雄さんは「幸せに歳を重ねる人ほど我慢が少ないことに気づいた」と語ります。「笑って大往生」するためには、どのように生きていけばよいのでしょうか。今回は小笠原さんの著書『笑って大往生できる人できない人』より、一部を抜粋してお届けします。
在宅医を見つけておくことが大事
在宅医療には、「往診」と「訪問診療」があります。
往診とは、急変時や死亡時などに、患者さんや家族から医師が呼ばれて、患者さんの家へ行って診療することです。つまり、緊急性のある訪問です。
それに対して訪問診療では、前もって計画して定期的に患者さんを訪問し、診療します。つまり緊急性のない訪問です。
在宅医療を行う医師を「在宅医」と呼んでいます。
在宅医療は、信頼関係が大切です。どんな質問でも丁寧に答えてくれる、本音を話してくれる、ちゃんと目を見て話してくれるなど、最期までお世話になりたいと思う医師を選びましょう。信頼関係が築けないと感じたら、交代する勇気も必要です。
質の高い在宅医療が提供できる在宅医は、次のように選ぶといいでしょう。また、在宅医療を経験した知人などから情報を得るという方法もあります。