「大好きなディズニー作品に携わりたい、そう思っていた矢先の巡り合わせに自分でも驚き、運命を感じました。」(明日海りおさん)
現在発売中の『婦人公論』8月25日号で、表紙に登場している女優の明日海りおさん。最近は、ちょっとのんびりすることに慣れてきたといいます。毎日夕食後を映画の時間と決め、たくさんの作品を鑑賞する中で出会ったのは――発売中の『婦人公論』から、インタビューを掲載します。(構成=平林理恵)

自分自身のギャップを楽しんで

宝塚歌劇団を退団したのは、昨年の11月。5年半の長きにわたって花組トップを務めさせていただきました。今振り返っても、本当に幸せな時間だったと思います。

篠山紀信さんには、在団中、まだトップに就任する前に写真を撮っていただいたことがありました。時を経て再びお会いできて、すごく嬉しかったです。

スーツ姿での撮影は男気たっぷりで臨みました。これは今のところ一番の得意分野なので、ポーズも自然にとれます。一方、赤いワンピースの時は女性らしさを意識しました。今まであまり着たことがない雰囲気だったので、ドキドキです。こんなふうに、自分自身のギャップを楽しめるのは、宝塚出身ならではかもしれませんね。

退団後初のお仕事は、ディズニーの実写映画『ムーラン』の日本版声優です。大好きなディズニー作品に携わりたい、そう思っていた矢先の巡り合わせに自分でも驚き、運命を感じました。