(写真提供:Photo AC)
『小さな恋のものがたり』をはじめ、『ハーイあっこです』『わたがしふうちゃん』『アララさん』など、数多くの名作を生み出してきた漫画家・みつはしちかこさんは、御年85歳。みつはしさんは「ひとりは、さみしいことではありません。ようやく『自分』に帰れる時間です」と語ります。そこで今回はみつはしさんの著書『ひとりを楽しむ小さな習慣』より一部を抜粋し、「年を重ねても、ひとりでも、毎日を楽しく生きるための小さな習慣」をお届けします。

チッチはサリーを追いかけて、私はチッチを追いかける

アレヨという間に85歳になりました。

が、どうも実感がありません。そんな私も、鏡を見ると、しっかりあちこちにシワやシミ、抜け毛……等々、はっきりと老いのしるしが現れています。

でも、漫画のアイデアを考えるとき、また17歳のまんまのチッチになりすまします。チッチは60年以上サリーを追っかけていて、私も60年以上チッチを追いかけ続けています。

これはやっぱり、恋ではなく、永遠の片思いでしょうね。私は「恋」より「片思い」のほうが長続きするし、ドキドキするのでは、と思っています。