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加齢とともに丸まった背中は、転倒リスクを高め、健康寿命にも影響を及ぼします。ストレッチと筋トレで、しなやかな背骨と歩ける体を取り戻しましょう(構成:村瀬素子)

姿勢の悪化が病気や不調に直結する

年を重ねるにつれて、姿勢の悪化を実感する方は多いはず。特に加齢によって背骨が前方向に丸まると、老けて見えるだけでなく、肩や首、内臓への負担も大きくなります。

ねこ背や反り腰のような、いわゆる《悪い姿勢》はどのように起こるのでしょうか。

背骨は、頚椎(けいつい)、胸椎(きょうつい)、腰椎(ようつい)という合計24個の椎骨(ついこつ)(骨)からなり、緩やかなS字状にしています(下図)。頸椎と腰椎は前方に、胸椎は後方にカーブしているおかげで重力が分散され、私たちは重い頭を支えながら歩くことができているのです。

ところが、40代から背筋力が衰えはじめると、背骨の柔軟性が低下。さらに、関節のクッションの役割をする椎間板の水分量も、加齢とともに減少していきます。同時に弾力性も失われるため、背骨は徐々に変形してしまうのです。

<背骨の構造>(イラスト:松元まり子)