『鶏むね肉と旬野菜のレモンクリーム煮』(撮影:ローラン麻奈)
現在発売中の『婦人公論』(5月号)の料理連載「お料理歳時記」では、「ふんわりフレンチ」を特集! 春のうららかな日差しに合うのは、酸味やコクのバランスがいい、軽い口当たりのフランス料理。身近な食材で手早く作る調理法を、上田淳子さんに習います(撮影=ローラン麻奈 スタイリング・構成=野澤幸代)

このしっとり感の秘密は覚えたい!
「鶏むね肉と旬野菜のレモンクリーム煮」

《 材料(2人分) 》

・鶏むね肉(皮なし)…大1枚(300g)

A
 塩…小さじ2/3
 砂糖…大さじ1/2
 水…100mL

・グリーンアスパラガス…2~3本
・スナップえんどう…5~6本
・そら豆…10~12粒
・白ワイン…70mL

B
 生クリーム(乳脂肪分40%台)…100mL
 レモン汁…大さじ1/2

・塩、こしょう、レモンの皮…各適量

《 作り方 》

(1)ポリ袋にA(塩糖水)を入れてよく混ぜて溶かし、鶏肉を入れて空気を抜き、口を閉じて一晩冷蔵庫におく。(時間がない場合はAは使わず、使う直前の鶏肉に塩小さじ1/3、こしょう少々をすり込む)

(2) グリーンアスパラガスは根元の硬い部分をピーラーで剥き、3~4つに斜め切りにする。スナップえんどうは筋を引き、そら豆は薄皮を取る。塩糖水から出した(1)の鶏肉の水気を拭き、軽くこしょうをふる。

(3) フライパンに湯を沸かし、(2)の野菜を30秒ほど茹でてざるに上げる。スナップえんどうはさやを割る。

(4)(3)のフライパンの湯を捨て、白ワイン、水大さじ2(分量外)、(2)の鶏肉を入れて中火にかける。煮立ったら鶏肉を裏返し、蓋をして弱めの中火で7分間蒸し煮にしたあと(水分が少なくなったら水を足す)、火を止めて蓋をしたまま10~15分おく。

(5) 鶏肉を取り出し、フライパンを再び中火にかける。水分が底に薄く残る程度まで煮詰めたら、Bを加えてかき混ぜる。とろみが出てきたら、塩、こしょうで味を調え、(3)の野菜を加えてさっと温める。

(6) 鶏肉を1cm幅に切って器に盛り、(5)をかけ、レモンの皮をすりおろして散らす。


本誌ではささ身と葉野菜のサラダ、サーモンのミキュイなど5種のレシピを掲載しています!

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