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ドラマ『悪女(ワル)』は痛快お仕事エンターテイメント

ドラマ『悪女(ワル)』は、ザ・昭和体質な大企業オウミで、既存の体質や同調圧力をものともしない新入社員田中麻理鈴(今田美桜)が、さまざまな理不尽に直面しながらも周囲に変化をもたらしていく痛快お仕事エンターテイメントだ。

麻理鈴は旧館の地下にある備品管理課に配属されるのだが、そこは一度入ると一生出世できないと言われる部署だった。しかしそこで出会った上司、峰岸雪(江口のりこ)は裏で専務と繋がっており、ある計画を温めていた。麻理鈴の素質を見抜いた峰岸は、その計画の同志として、麻理鈴を選び、様々な部署に異動させ、計画実行の機を伺うのだった。

その計画とは、「女性の管理職5割計画」、通称:JK5(ジェーケーファイブ)だった。オウミは女性活躍を掲げながら実際は管理職も役員も男性だらけ。学閥や派閥に縛られた超男社会だ。そんなオウミの管理職における女性の割合を5年で5割に引き上げるという。

峰岸が働きかけていた専務が新社長に就任するタイミングで、このJK5は公にすすめられることとなった。

しかし、当然何も知らなかった男性社員や男性役員は大反発。計画をすすめると約束していた専務までも意思を翻す。しかしなんとかJK5推進室を立ち上げることに成功し、峰岸はその室長に、麻理鈴は峰岸が選抜した管理職を目指す20人の女性のための育成プログラムの運営をすることになった。