放送作家・コラムニストとして、数多くの著名人にインタビューし、コメンテーターとして活躍している山田美保子さん。小さいころは引っ込み思案で話すことも苦手だったそう。そんな山田さんを変えたのは何だったのか。さまざまな出会いや、出会った人のアドバイスを通じて、今の自分があるという山田さんが、自分が楽になるコミュニケーション術を紹介する新連載。第22回は「みちょぱさんのこと」です。
バラエティに引っ張りだこのみちょぱさん
「ありがとうございます。それ、読みました。うちのお父さん、私が出ている記事はすべてチェックしていて教えてくれるんで…」
『サンデージャポン』(TBS系)で共演した後、”飛び出し“のため、エレベーター前にいた、みちょぱ(池田美優)さんを私が見送ることになったときのこと。彼女について複数の連載に書いたことを知らせたとき、こう答えてくれました。
その日の『サンジャポ』では、競歩の池田向希選手が、みちょぱさんの父方の“はとこ”であることが世間に広まったタイミング。あまり御家族の存在が見えなかった彼女でしたが、“記事をすべてチェックしている”お父様と、その“はとこ”さんがオリンピック代表選手に選考されたことが同時に判明したわけです。
いわゆる“ひな段番組”において、10代後半から20代前半の女性タレントは必須。なかでも、ティーンエイジャーの女性向けファッション雑誌『Popteen』の歴代専属モデルからはローラさん、鈴木奈々さん、藤田ニコルさんら、多くの人気タレントが巣立っています。
当然、女子トレンドに精通していて、トークをさせると“天然”でもある。なぜ同誌出身のモデルさんばかりがバラエティで成功できるのかは“業界の謎”ですが、なかでも、みちょぱさんは、もっとも引っ張りだことなっているのです。