ミニチュア写真家・見立て作家の田中達也さん。2017年NHKの連続テレビ小説「ひよっこ」のタイトルバックでも話題となった、ミニチュアの視点で日常にある物を別の物に見立てたアート「MINIATURE CALENDAR」で創り出された世界は、日本のみならず世界を魅了しています。Instagramのフォロワーは370万人以上。今回は『婦人公論』(4月号)にも掲載中、福島名産の桃を桜に見立てた作品について。
~四季を感じて~
「桃源郷」に思いを込めて
2020年、福島での個展のため特別に作った作品。
名産の桃を使って春の風景を表現しました。
作品タイトル「桃源郷」は、中国の物語に登場する理想と平和の土地を意味しています。
東日本大震災で亡くなられた方のことを考え、生きていればこのような人生があったのではないかと想像し、「せめて天国では平和に過ごしてほしい」という思いを込めました。
左から右へ時間が進んでいて、1組の夫婦の一生を4つの場面で表現。
今年の4月22日から福島で開催される個展でも、この作品を出展する予定です。
(「MINIATURE LIFE展2 田中達也 見立ての世界」が2023年4月22日(土)~6月2日(金)、とうほう・みんなの文化センター3階展示室で開催予定)
「MINIATURE LIFE展2」公式サイトはこちら
開催日:2023年 4月22日(土) ~ 6月2日(金)※5月8日(月)、22日(月)は休館日
場所:とうほう・みんなの文化センター(福島文化センター) 3階展示室
開館時間:10:00-17:00(最終入館は16:30)