時事問題から身のまわりのこと、『婦人公論』本誌記事への感想など、愛読者からのお手紙を紹介する「読者のひろば」。たくさんの記事が掲載される婦人公論のなかでも、人気の高いコーナーの一つです。今回ご紹介するのは京都府の80代の方からのお便り。就寝時に布団が冷たく、寝つきの悪さを感じたことから、湯たんぽを使うことにしたそうで――。
湯たんぽさん、ありがとう
高齢のせいか、低体温のせいなのか、就寝時に布団が冷たく感じる。なかなか体があたたまらないので寝つきが悪い。節電のため電気毛布ではなく湯たんぽを使うことにした。
納戸を探すと隅のほうに見つけた。今年65歳の娘が生まれたときに、おむつ(当時は布おむつ)をあたためるために買った常滑焼のもの。茶色の平たい楕円形で扱いやすい。長男、次男のときも重宝し、すやすやとよく眠ってくれたものだ。
早速使ってみると、足元がぽかぽかしてとてもいい感じだ。ただ、古びた口から湯が漏れるようになり困っていたら、孫が白いプラスチック製の湯たんぽをプレゼントしてくれた。小ぶりだが、表面がデコボコしたお馴染みの形。うれしかった。
寝る1時間前に布団のなかに入れる。とてもよく眠れるので夜中にトイレに起きる回数も減った。瀬戸物より軽いし、長く使えそうだ。
いい睡眠は日々の健康維持につながる。これからも大切に使うことにしよう。