使わない筋肉の周りに脂肪はつきやすい
運動や食事制限によるダイエットを試みたけれど、お腹のたるみがとれず挫折した。理想のウエストに近づいたものの、少しサボったらすぐにリバウンドした……。そんな経験がある人は多いのではないでしょうか。そこでおすすめしたいのが、費用も時間もかからない、そして運動も食事制限もいらない「ながらドローイン」です。
ドローインとは、もともと「お腹を引っ込める動き」をさす理学療法の専門用語。腰痛改善のリハビリやアスリートの体幹トレーニングなどに取り入れられています。今回紹介するのは、お腹の部分やせに特化したエクササイズです。お腹をギュッと強く引っ込めるだけで、ウエストがサイズダウンします。
そもそもお腹がポッコリ出るのは、骨盤をぐるりと取り囲む腹巻き状の筋肉・腹横筋、いわゆるインナーマッスルが伸びてたるんでいるのが大きな原因です。使っていない、あるいは使えていない筋肉の周りには、脂肪がつきやすくなります。また、腹横筋が衰えると内臓を正しい位置に保てなくなり、やせているのに下腹だけ出ている、という状態になりかねません。
では、なぜお腹を強く引っ込めるだけで引き締まるのか。それは、腹横筋にピンポイントで刺激を与えられる唯一の方法だからです。実は、腹横筋は腹筋群の最も内層にあり、一般的な腹筋運動では鍛えることができません。だからこそ、この単純な動きをこまめにくり返すことが大切なのです。
何よりドローインは日常動作と一緒に行えるので、習慣化しやすい点が魅力。歩きながら、座りながらなど、生活のあらゆる場面でお腹を凹ませることができます。週1回ハードな運動を行うより、好きなタイミングで気軽にできたほうが、効率的かつ続けやすい。また、ケガの心配もないので高齢の方でも無理なく行っていただけます。