長篠の馬防柵で想いを馳せる(写真:婦人公論.jp編集部)

松本潤さん演じる徳川家康がいかにして天下統一を成し遂げたのか、古沢良太さんの脚本で巧みに描くNHK大河ドラマ『どうする家康』(総合、日曜午後8時ほか)。第41回で大坂城・西ノ丸に入り、周囲から天下人と称されていた家康。そんな家康を茶々(北川景子さん)が苦々しく見るなか、上杉景勝(津田寛治さん)に謀反のうわさが――といった話が展開しました。一方、歴史研究者で東大史料編纂所教授・本郷和人先生が気になるあのシーンをプレイバック、解説するのが本連載。今回は「関ヶ原の戦い」について。この連載を読めばドラマがさらに楽しくなること間違いなし!

いよいよ関ヶ原の戦い

前回のドラマでは、会津の上杉景勝(津田寛治)に謀反の噂が広がったことから、家康が大坂を離れて征伐に向かいました。その途上で家康のもとに三成(中村七之助さん)が挙兵したという知らせが届き、話はいよいよクライマックス、関ヶ原の戦いへと進んでいきます。

一方で10月30日と31日に、ぼくはこのコラムでも告知していた「古戦場を巡るバスツアー」に行って参りました。

徳川家康の人生において岐路になったであろう、桶狭間、長篠、小牧・長久手、そして関ヶ原という古戦場を、解説させていただきながら2日間で回ったのです。

こうした役割を果たすのは初めてでしたが、取りあえず皆さん満足していただいたようで、ほっとしております。

そこで今回の本コラムは、その中でも関ヶ原の戦いについて、概要をまとめておきたいと思います。