50代から80代の1週間の献立を管理栄養士が徹底分析！1日に必要な栄養素を取るためのアドバイスとは？

80代代表の1週間の献立

E子さん（87歳・年金受給者）

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● 家族構成：ひとり暮らし
体に痛いところはありませんが、体力の衰えを感じます。総入れ歯で、やわらかい物しか食べられません。毎日必ずヨーグルトを食べています。調理が楽なので、肉が多いです。最近匂いの強い魚を食べられなくなりました。食べものがすぐのどにつかえます。特に豆腐やうどん類は危険です

写真を拡大 E子さんの1週間の献立

●森先生のアドバイス

果物やヨーグルト、そして「匂いが強くて食べられない」と言いつつも、お魚を意識的に摂っていて努力がうかがえます。

すぐのどにつかえるなら、片栗粉やとろみ材を利用してとろみをつけてみてはいかがでしょうか。豆腐やうどんも、とろみのついた汁に入っていれば食べやすいかもしれません。

また、卵は半熟（温泉卵）に、お魚は煮るなど、やわらかく喉ごしがよくなるよう工夫するとよいでしょう。

年を重ねると、自然と食が細くなります。一度にたくさん食べられない場合は、1日5食にするなど食事の回数を増やしてみるのも手です。食事の回数にかかわらず、たんぱく質は1日の適量を摂りたいですね。味噌汁に豆乳を加えたり、間食にプリンなど卵を使ったおやつを食べるのもおすすめ。最近は6大栄養素の入った栄養補助食品なども売っていますので、活用してみるとよいでしょう。