知らないことにいきなりネガティブなことは言わない

そのほか、今だと「熊が絶対に出ない山へ行きなさいね」と言われるのも反応に困ります。絶対に熊が生息できない地域や離島を選んで行けば良いのでしょうが、今や、この日本でそんな山はどれだけあるものか。

「テレビで登山は危ないって言ってたわよ」というのも、おっしゃるとおり! としかお戻しできず。

【最終コマ】危ないとわかっているからこその「準備」なのです

そもそも、絶対に安全と言い切れる登山はないと思います。

だからこそ、自分で登山計画を立て、登山準備や山岳保険などの準備を行い、個人でできる範囲内での安全対策をとっているのに、全く経験されたことのない方から「テレビで言っていた」「誰かが言っていた」を理由に「危ない」と諭されると…。なんだか心に引っかかってしまうのです。

以上、言われて対応に困った言葉をいくつかあげてみました。

あらためて並べてみると、大したことのない言葉に思えますが、それぞれが心に引っかかったのは、やっぱり登山に対し、私なりの思い入れがあるからなのでしょうか? 

ともあれ、今回の記事は書いているうちに、私も他の趣味を楽しんでいる方に、詳しく知らないが故、失礼なことを言ったことがあるのでは、と反省する機会になりました。

登山に関わらず、何事も未知のものに対しては、いきなりネガティブなことを言うのではなく、なるべく「ポジティブな言葉」から使うよう、心掛けたいものです。