結局は「波長が合うか」
出会いの少なさという大きなハードルを乗り越え、パートナーの有無などの条件の一致、経済的ステータスや金銭感覚がかけ離れていないか、なにより、波長やバイブスが合うか?といった様々な条件をクリアする人と出会えるか。そんな人に出会い、親友になれたのなら、それは奇跡と言うほかない。
ちなみに、経済的ステータスや金銭感覚が近しいかどうかは意外とすごく大事で、外食や遊び、プレゼントの予算が合わないと、関係を持続させるのはとても難しい。
どんな人と仲良くなれるか?好きになれるか?を考えたら、結局は「波長が合うか」が一番大事な気がする。もろもろの条件はきっと後付けでかまわなくて、一緒にいて、心が落ち着く、なんだか馴染む、フィットする、そういう”感覚”が大事なのだと思う。
いい人だけど、なんだか波長が合わない、そういう人は多いが、ほぼ間違いなくそういう人との友情は大きく育たないし長続きはしない。なんか波長が合うな、そう思える人って、本当に少ない。
たくさん友達がいる人に憧れ続ける人生だったが、少ない友人との関係を濃く、長く持続させることの難しさや大切さを今は実感する。家族などもそうだが、近ければ近い存在ほど、ありがたみを感じなくなり、接し方が雑になってしまうことがある。
でも、どんな関係にもメンテナンスは必要。感謝は伝えるべきで、恩返しはできるうちにした方がいい。そう思い至って、今年は親友に少し奮発してプレゼントを贈った。折に触れて連絡してみる、相手が困っているときは力になる、そういう小さな積み重ねを怠らずにいたいと思う。
◾️本連載が書籍化されました。好評発売中です