田辺さんが私と一緒にお笑いをやりたいと
田辺さん「最初に私の気持ちを言ってもいいかしら? 」
私「うん」
田辺さん「私は酒寄さんとコンビを続けたい。酒寄さんがお笑いを続けたいと思うなら、私は絶対酒寄さんが帰ってこられるように舞台に立って、酒寄さんの居場所を守り続けるよ」
私「田辺さん…… ! 」
田辺さん「あ、でも! 無理強いはしないよ! 」
私は驚きました。今までの田辺さんは自分の主張をせずに、
「酒寄さんのしたいように合わせるよ」
「酒寄さんはどうしたい? 」
「私は何でもいいよ! 」
と全てを私に委ねるところがあり、それが原因で大喧嘩をしたこともありました。しかし、その田辺さんが私と一緒にお笑いをやりたいと言ってくれたのです。
私「……私は、私も、田辺さんとお笑い続けたい」
田辺さん「本当? よかった! 私、守るのは得意よ!! 体育の授業でサッカーはゴールキーパー頼まれたからね! 田辺になら安心して任せられるって! 私、合唱部なのに!!」
この時、田辺さんは猫塾田辺として私が休んでいる間はピン芸人として活動を続けていくことが決まりました。
田辺さん「酒寄さん、出産祝い何欲しい? 」
私「気が早いよ! 」