よいサイクルに戻ることができる

このように、プラスの自己イメージはパフォーマンスに直接影響を与えます。

そこで、何かに取り組むとき、何かに挑戦するときには、マイナスの自己イメージはなるべく排除する努力をして、できるだけプラスの自己イメージをもつようにするのです。

そして、このプラスの自己イメージは、「運がいい」という思い込みとセットにするとよいサイクルが回ります。

「運がいい」という思い込みとプラスの自己イメージをもっていると、新しい挑戦や課題に成功しやすくなります。成功すると「やっぱり運がいい!」と思える。自己イメージのレベルも上がるので、次の挑戦もしやすくなります。

また、仮に次の挑戦には失敗してしまったとしましょう。先ほども書きましたが、「運がいい」と思っている人はここで反省ができます。その反省から次への努力が生まれ、次の挑戦で成功できたとしたら、またよいサイクルに戻ることができるのです。

※本稿は、『新版 科学がつきとめた「運のいい人」』(サンマーク出版)の一部を再編集したものです。


新版 科学がつきとめた「運のいい人」』(著:中野信子/サンマーク出版)

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優秀な脳科学者である著者が科学的見地から、「運のいい」考え方や行動パターンを習慣づける方法を紹介していきます。