「乗ったつもり貯金」でゲーセン代に

こうして、日々せっせと歩いて浮いた交通費は、「乗ったつもり貯金」として貯金箱にコツコツ貯めている。そして、子どもとゲームセンターに行くときにジャラジャラッと出して大盤振る舞いしたり、駄菓子屋さんで「好きなお菓子を選んで自分でレジに並んでごらん」と渡してあげたり。子どもは、それはもうニコニコ笑顔。そんな喜ぶ顔が見られて私も嬉しい。

本当は使ってしまって、なかったはずのお金だから、無駄遣いしているという罪悪感はゼロ。一駅歩くって一石二鳥どころか健康、節約、子どもの笑顔の一石三鳥じゃないの!? 

いつか子どもが2キロの距離を歩けるぐらい成長したら、「ママはこうやって君のゲーム代をまかなっていたんだよ」と伝えていきたい。

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