「片づけ」において何よりも大事なこととはーー(写真提供:Photo AC)
「大掃除をしたいけど、どこから手をつけたらいいか」「仕事から帰ってきて汚い部屋にウンザリ…」なんて悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。一方、「片づけで自分を好きになることができる」と語るのは、これまでに7000人以上の受講生へアドバイスをしてきた整理収納アドバイザーの阿部静子さん。今回は「自分を好きになる片づけの法則」を紹介していただきました。阿部さんいわく「片づけで大事なのは、『分ける』こと」だそうで――。

法則1 片づけの基本は分けること

「パッと見はきれいだが、実は押し込んだだけで使いにくい。1つのものにいろいろ入っていて取り出しにくい。」

ケースの中にものを収めて、ぱっと見きれいだけれど、何だか使いにくいと感じることはありませんか?

1つのケースにいろいろな種類のものが収められてしまうと、取り出しにくくなってしまい、結果的に散らかります。

片づけで大事なのは、「分ける」こと

まず、「いる?いらない?」を分けます。要・不要の視点です。いらないものは捨てましょう。なお、捨てる時は各自治体のルールに従うようにしてください。

次に、種類別に分けたり、人別に分けたり、季節で分けたり、使う頻度でグループに分けます。「分ける」ことで、取り出しやすくもしまいやすくもなるのです。