(写真◎フリー素材)
新型コロナ下での生活も3年となり、これまでよりストレスを感じて暮らしている方も多いのではないでしょうか? ステイホームでも、一人でもできる、自分を癒したり元気づけたりする習慣をもっていることは、精神の安定や免疫UPにも役立ちます。Perfumeやきゃりーぱみゅぱみゅなどのヒット作品に携わり、アーティストやクリエイターの成功とメンタルの関連性について研究を続けている音楽プロデューサーの中脇雅裕さんの連載「美しくそして健康に 音楽のあるHappy Life」。第24回は「コーヒーのお話」です。

コーヒー好きになった理由

私はコーヒー好きなのですが、その始まりは高校生の時に遡ります。

35年近く前になってしまいますが、当時テレビでお笑い番組を見ていて「ウインナー コーヒー」がネタの話をしていました。2人組の漫才で、喫茶店が舞台です。

1人が客、もう1人が店主に扮して話が進むのですが、客が「ウインナー コーヒーを1つ」とオーダーします。すると店主が、やおらフライパンでウインナー ソーセージを炒め出す…。

まあ、今思えば、かなりベタなネタですが、35年前(1990年頃ですね)の高校生だった私は「ウインナー コーヒーってなんだっけ?」と思ったわけです。

正直、名前は聞いたことがありましたが、見た事も飲んだ事もなかったのです。

当時、私が住んでいた名古屋市内のマンションの1階に「支留比亜(シルビア)」という喫茶店がありました。ーー漢字の名前にインパクトがあったので今でもよく覚えています。(笑)

ともかく、そこに行って「ウインナー コーヒー」をオーダーしたわけです。初めての「ウインナー コーヒー」は生クリームが甘くてとっても美味しかったのです。

そこから「ウインナー コーヒー」にハマった私は小遣いでコーヒーミルやサイフォンを買い込み、自分でコーヒー豆を挽いてコーヒーを淹れ、生クリームをホイップして甘めのクリームを作り、自分で淹れたブラックコーヒーにそれを投入して自分の部屋で「ウインナー コーヒー」を楽しむようになりました。

そして、友人が遊びに来る度に自慢の「ウインナー コーヒー」を淹れていたので、それが噂になり、一時、私の部屋は喫茶店状態になっていました。

ともかく「ウインナー コーヒー」の漫才をきっかけに私はコーヒー好きになったのでした。