効果を最大限に引き出す為に

さらにコーヒーには、糖尿病の血糖値の改善、脂肪燃焼促進による肥満防止など様々な効果が報告されています。

このコーヒーの効果を最大限に引き出す為には、浅煎りのコーヒーと深煎りのコーヒーを組み合わせて飲むと良いそうです。浅煎りのコーヒーには、血糖値の調節をサポートし、抗酸化作用を持つクロロゲン酸というポリフェノールの1種が多く含まれています。

一方の深煎りのコーヒーには抗酸化作用、抗がん作用、抗炎症作用、抗高血圧に作用するメラノイジンと呼ばれる成分が高い濃度で含まれているそうです。

(写真◎フリー素材)

ちなみに、浅煎りのコーヒーは色も薄めでやや酸味があり、あっさりした風味のコーヒーです。本来、アメリカンコーヒーはこの浅煎りのコーヒーを指します。しかし、見た目やその味に反してカフェインの含有量は深煎りのコーヒーより多いのです。

一方、フレンチローストなどの深煎りのコーヒーは、見た目は濃い褐色で苦味が多いのですが、カフェインは浅煎りのコーヒーより少なくなっています。

また、豆の状態で買って自分で豆を挽いてコーヒーを淹れる事もコーヒーの効果を上げます。また、そうして淹れたコーヒーは早めに飲む事。放置しているとコーヒーは酸化します。

その酸化の影響で、胸やけや消化不良を起こしたりする事もあります。また、抗酸化物質の量も少なくなってしまいますので、コーヒーを淹れてからなるべく20分以内に飲んでしまいましょう。

もう1つ、コーヒーの健康の効果で忘れてはならないものは、コーヒーのリラックス効果です。コーヒーの良い香りをかぐと気持ちがほっとします。

実はコーヒーの生豆にはほとんど香りがありません。コーヒー豆を焙煎することによって、糖とタンパク質が化学反応を起こして、コーヒー豆が褐色になり、香ばしい香りとうまみが生まれるのです。この現象のことをメイラード反応といいます。

特に、コーヒーの香りには、リラックス効果や勉強や仕事の効率アップなどの効果があると言われています。