コーヒーのデメリット
さて、良い事ずくめに思えるコーヒーですが、デメリットもあります。
コーヒーを飲み過ぎる事でカフェインの摂取量が過多になると、その影響で不眠や吐き気、めまいなどの体調不良を引き起こす事があります。
また国によってその基準は違いますが、欧州食品安全機関では、成人が摂取しても体に影響がないとみられる1日当たりのカフェインの最大摂取量を、1日400mg、1回200mg以下としています。コーヒーに換算すると1日660ml、つまりコーヒーカップ5杯程度となります。
また妊娠中の方、妊活中の方、そしてお子さんはカフェインに関してさらに注意が必要です。
カフェインは胎盤を容易に通過するため、妊娠中の場合には、流産のリスクが高まったり、胎児の発育が阻害されたりする可能性があるとも言われています。また、授乳中の方では母乳を介して乳児に影響を与えるので、この時期の摂取量には注意する必要があります。
また、コーヒーや紅茶を1日に7杯以上飲むと妊娠し難くなるという説もあります。これもカフェインが影響していると言われています。妊活中はカフェイン摂取に気を配ってください。
また、小さなお子さんは消化機能や代謝機能が十分に発達していないため、大人よりもカフェインの影響を受けやすいので、眠れない、心拍数がはやくなる、興奮状態になるなどの症状が起きる事があります。
またカフェインにより利尿作用が高まり脱水症状になりやすくなり、大事な栄養素であるカルシウム・鉄分・亜鉛などを排出してしまう恐れもあるそうです。