1歳後半から急激なスピードアップが
ただ、子どもが話せる単語は、ここからすぐに爆発的な勢いで増えていくわけではありません。先ほどの、ドイツ語を学習していた父親の子どももそうでした。
図表には、子どもが話すことのできる単語が、月齢とともにどのように増えていくかが示されています。
これを見てわかるように、話し始めて最初の半年ほど、単語の増え方は月に3~5語といったところです。
しかしそれが、1歳後半になると、月に30~50語も増えるようになります。最初のゆっくりペースに比べれば、10倍のスピードです。
この急激なスピードアップは、「語彙爆発」と呼ばれます。この爆発的な勢いに、父親のドイツ語は置いていかれたのです。