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大石静さんが脚本を手掛け、『源氏物語』の作者・紫式部(演:吉高由里子さん)の生涯を描くNHK大河ドラマ『光る君へ』(総合、日曜午後8時ほか)。第六話は「おかしきことこそ」。藤原道長(柄本佑さん)への想いを断ち切れないまひろ(吉高由里子さん)。没頭できる何かを模索し始め、散楽の台本を作ろうと思い立つが――といった話が展開しました。一方、歴史研究者で東大史料編纂所教授・本郷和人先生が気になるあのシーンをプレイバック、解説するのが本連載。今回は「日記と陰陽道」について。この連載を読めばドラマがさらに楽しくなること間違いなし!

平安貴族と日記

「光る君へ」で、その存在感をいかんなく発揮しているロバート秋山さん。

前話でも秋山さん演じる藤原実資が、花山天皇(本郷奏多さん)や藤原兼家(段田安則さん)らに対する愚痴を言い続け、「くどい! 私に言わないで日記に書きなさいよ、聞き飽きたから」と、妻である桐子(中島亜梨沙さん)からたしなめられるシーンが描かれました。

実際、平安貴族は日記を書いていましたが、そこに記されていることが世界的な学問の役に立っています。いったいそれはどんなことでしょう?