実は、あたしの愛用しているオイルヒーターもちょっと危ない。

この間、洗濯した毛布をその上にかけて乾かした。あっという間に乾いたから、こりゃいいと思ってもう一枚。そしたらなんか臭うのですよ、家の中が。気がついたときにはかなり臭くて、つまり濡れた毛布が調節つまみにかぶさって、熱を持って、調節つまみがすっかり溶けてしまっていた。その結果、オイルヒーターも、最強で暖めるしかできなくなってしまったのだったった。

枝元に報告したら、容赦なく「バカだねーー」と言われた。まったく穴があったら入りたかった。「もう捨てなよ?」と言われたけど、まだ捨ててない。

しかし、普段は殺伐として、歩くしかない板の間なのに、カーペットが敷いてあるだけで、そしてそれが暖かいだけで、なんでこんなにごろりとして、手足を伸ばそうという気になるのだろう。

猫たちは全身を弛緩させて溶けている。

あたしが老犬ニコを抱えてごろりとする。するとテイラーがのそりと来る。そして至近距離にどたりと横になるから、その手や足をひっぱったり、腰を揉んでやったり、反撃されてかみつかれたりして遊んでいると、メイがのそりと来る。

老犬ニコ、誰ぢゃと思う読者も多かろう。カリフォルニアに残してきた犬だ。十一月に念願の呼び寄せがかない、今ここにいる。