「休息時間」「消費時間」

2つ目は「休息時間」

自分の心と身体を休ませるために使う時間です。睡眠時間もそうですし、ひとりでゆっくりお風呂に浸かっている時間、マッサージやストレッチなど、心身が癒えると実感できる時間は休息時間です。

生産時間に生じた疲れを癒すために休息時間をとることで、また頑張ることができます。生産時間と休息時間は両輪の関係とも言え、どちらも大切です。

『これからの人生を豊かにする 時産 時間と心に「余白」が産まれる暮らし方』(著:マキ/文藝春秋)

3つ目は「消費時間」

スマホをだらだらと目的なく何時間も見てしまったり、自分にさほど必要でない情報を深追いして惑わされたり、たいして興味のないワイドショー番組に目を奪われたり、あきらかに消費、あるいは浪費してしまったなと感じる時間は消費時間です。この時間が増えるほど、忙しいと感じやすくなります。

ぼーっとする時間、自分が関心のあることに心ゆくまで思いを巡らすような時間は、大切な「休息時間」なので見直す必要はありません。

でも、本当は有意義に使おうと思っていたのに、結果的に逃避的な行動をして消費してしまったと感じるときは、一度立ち止まってみましょう。

無理に仕事や家事をしなくてもいいので、ベランダに出て深呼吸をしたり、お昼寝をするなど休息時間に充てれば、立て直す余力が戻ってくるはずです。