ポイント(2)―機能語の弱形
ここはbeenの音に注意したいところ。
『英語の読み方 リスニング篇』の第2章でも言及した通り、冠詞や助動詞(beやhaveも含む)など文法関係を表す機能語には強形と弱形の発音パターンがあり、特に後者は多くの学習者が想定している音と異なることがあります。
beenについて言うと、bean「豆」と同音の強形とbin「容器」と同音の弱形がありますが、ここでは後者の発音となっているため、前者のイメージしかないと戸惑いを覚えるでしょう。
文字で見れば知っている単語ばかりなのに全く聞き取れなかった、というような場合、この機能語の強形、弱形の問題がからんでいるかもしれません。