夕食後はとにかくリラックスします

がんになる前の私は、昼だろうが夜だろうがかまわず、時間があれば仕事をしていました。イヤイヤやっていたのではなく、仕事が好きだからこそ、ついついやっていたのです。

私は自分で動画の編集をしたりブログを書いたりするのですが、それもほとんどが夜にやっていたことでした。

まずは、この習慣をやめてみることにしたのです。

夕食後は安らかな睡眠に向けて、自分を休ませる時間に充てることにして、余計なことは考えないようにも努めました。

以前は夕食後に仕事の続きをしていると、いろんなアイディアが浮かんできて、そこに集中してしまって寝る間を惜しむこともよくあったのですが、そうしたことを一切やめたのです。

仕事のことを考えるのは楽しいのですが、何もわざわざリラックスするべき時間にしなくてもいい。そんなふうに考え方をあらためました。

自分の好きなことを仕事にしてしまったがゆえに、オンとオフの切り替えが難しかったのですが、「夜はプライベートな時間」と決めてからは、時間の使い方にメリハリがつくようになったのもよかったと思います。

用事は朝、気持ちよく目覚めたあとでやればいいのですから。

 

※本稿は、『71歳、団地住まい 毎朝、起きるのが楽しい「ひとり暮らし」 がんを乗り越えてわかった本当の幸せ』(ダイヤモンド社)の一部を再編集したものです。


71歳、団地住まい 毎朝、起きるのが楽しい「ひとり暮らし」 がんを乗り越えてわかった本当の幸せ』(著:ソネジュンコ/ダイヤモンド社)

お金持ちの家に育つも、49歳で住む家をなくし、ついには預金通帳の残高がほぼ0円に。

それまでとはうって変わって赤貧生活に陥り、身一つからの再出発で編み出した「毎朝起きるのが楽しくなる生活」

老後に漠然とした不安を抱いている人、人生ここから先は尻すぼみのように感じている人、不満はないけれども、これといって楽しいこともないと感じている人が、まだ人生はこれから、楽しみは日常にたくさんあるということを知って、人生を好転させるきっかけになる1冊です!